タブレットはAPPLE、ASUS、ACER、SONY、NEC、富士通といった各メーカーから色々な機種が発売されておりますが、持ち運びができる事で故障はつきものです。
タブレットを落下させてしまい液晶割れをしてしまう事はよくありますが、タブレットの画面から液が垂れている液晶漏れというのはそう多くはありません。
修理依頼で一番多いタブレットはAPPLEから発売されているiPadになりますが、液晶割れの修理依頼はあったとしても液晶漏れに関しては一度も見た事がありませんので、その辺りを説明したいと思います。
ここでいうタブレットの液晶漏れとは、タブレット内部から液体が外に出ている状態、タブレットの下部から液体が垂れていて触るとベタベタするような状態を指します。
液晶割れと液晶漏れの違いは?
正直、同じといえば同じだし、違うといえば違います。
修理店によっては同じ呼び方をすると思いますが、当社では異なる呼び方で分けております。
液晶割れ (画像右側) とは画面に衝撃が加わりモニター部分に亀裂、ひびが入ってしまう状態の事を呼んでおり、液晶漏れ (画像左側) は衝撃がないのにモニター内部に液体のような物が混入している、液が外に漏れている状態を言います。
液晶割れのほぼ100%が何かにぶつけてしまった、落下させてしまったなど思い当たる事があると思いますので原因としてはわかりやすいですが、液晶漏れに関しては正直原因不明です。
ただし、今までに色々なタブレットを見てきて故障原因を予測するとすれば、原因はおそらく「熱」です。
あくまでも勝手な予測ですが、タブレットで液晶漏れが起きている端末のほとんどが比較的安く購入する事ができたタブレットと感じております。
一時期、SONY VAIO DUOの液晶漏れによる相談は数百件にも登りましたが、部品自体が入手できない為に修理はできない状態でした。
こちらに関しては決して安い端末ではないですが、他のタブレットの液晶漏れと状況が同じである為に、原因としてはやはり「熱」なのでは?と感じております。
タブレットが液晶漏れをした場合の修理代金、修理方法は?
タブレットの修理代金に関しては機種によりますのでそれぞれ異なりますが、修理方法は全て同じで液晶交換が必要となります。
1cm程度の液晶漏れの場合もあれば、10cm程度のかなり広範囲に渡る液晶漏れもありますが、垂れている液体の量によってはマザーボード、各種ケーブルの洗浄が必要になります。
液晶漏れによるマザーボード故障などはまだ当社側で確認はできておりませんが、あくまで液体になりますので液晶漏れの確認ができた場合は電源を切りタブレット修理ができるお店に相談される事をお勧めいたします。
そのままタブレットを使い続けるとショートする可能性がありますので注意が必要です。
その他
SONYのタブレット VAIO DUOの液晶漏れに関しては今でも問い合わせがありますが、最近液晶漏れの問い合わせで多くなっているタブレットの機種がACERのICONIA TABシリーズです。
また、SONY Xperia Tabletシリーズも何件かありました。
ACER ICONIA TAB W510、540あたりが特に多い気がしますが、これらの機種は下部から液体が漏れている事がほとんどですので、ベタベタすると感じる場合は注意してくださいね。