iPhone修理ビジネスは儲かる?儲からない?修理店がお答えします!




iPhoneは故スティーブ・ジョブズが世に送り出した傑作品であり、瞬く間に普及した携帯電話である事は言うまでもありません。
今までパソコンでしか検索をしなかったのが手元で簡単に操作できる為に、iPhoneは今となっては生活をする上で欠かせないアイテムの一つにもなっております。
流行ったものには誰もが食らいつくのはiPhone以外も同じですが、このiPhoneに関しては異常ですね。
このホームページは現役修理店が運営しておりますので、実体験を元にお伝えしております。
すでにiPhone修理ビジネスは飽和状態、儲からないと言われておりますが、儲かる、儲からないはやり方1つと断言できます!

ビジネスをする上で儲かる、儲からないは非常に重要ですが、iPhone修理のビジネスは業界的にどうなっているのかを修理店である我々が最深部まで細かくお伝えしますので、これからiPhone修理をビジネスにしようとお考えの方は、儲かる、儲からないの仕組みを参考にして頂ければと思います。

 

一番気になるiPhone修理を開業するにあたりいくら必要なのか?

どのビジネスでもそうですが、開業するにあたり必ずお金はかかります。
自宅兼作業場という考えもあれば、完全に孤立したテナントといったようにまずは場所の確保が重要です。
次に考えられるのが、必要な道具にいくらかかるのかです。
この2つがクリアできるようでしたら今すぐ開業は可能ですが、修理をする技術がない為にすぐに儲けを出す事ができません。
ですのでまずは修理方法を磨かなければなりません。

この分解 (BUNKAI) というサイトもそうですが、今となっては簡単に情報を得られる時代になりましたので、うまく検索できる能力があればある程度の技術は身につけられるはずであり、要はどのビジネスにも共通する事ですが、現代社会において調べる事が儲かる、儲からないに繋がるといっても過言ではないと思います。
自宅兼作業場から始めるのが最もお金のかからない方法になりますが、iPhone修理は必ずといっても良いほど部品が必要となります。
ですので、想定できる開業資金は家賃、工具、部品代金という事になります。

はっきりといってしまえば工具は全くといっても良いほどお金はかかりません。
iPhone修理にも項目は色々とあり、液晶交換、スピーカー交換、ドックコネクター交換、水没修理、電源修理といったように、どこまで修理項目を増やすかで初期費用は若干異なるでしょう。
水没修理以外はプラスドライバー、Y字ドライバー、トルクスドライバーあたりだけをを購入すれば問題ないですが、全て購入したとしても2000円から3000円ほどで購入する事が出来てしまいます。
もし、水没修理まで行う場合はアルコール洗浄などの道具が必要になりますので、追加で数万円はかかると思われます。

 

家賃について 立地が良ければ良いという訳ではない

ビジネスをするにあたり自宅を作業場にできる場合は例外ですが、iPhone修理をビジネスにしている店舗のほとんどがテナントを借りて営業されていると思います。
地域により家賃は大幅に異なり、損益分岐点などもある事ですのでいくらまでに家賃を抑えれば良いのかは一概に言えませんが、人口密集地区ほど家賃が高額になってくるのは今回のiPhone修理ビジネス以外でも共通する事です。
幹線道路にある路面店や東京、大阪といったような大都市になると、ビジネスで儲ける事ができたとしても家賃だけで圧迫されてしまうので、店舗を出す場所も非常に重要となります。
以前のiPhone修理ビジネスと違い近年のiPhone修理ビジネスは利益率もだいぶ変わってきてしまっているので、少しでも効率よく利益を上げる (儲ける) 為には必ず発生する家賃がものすごく重要になってきますね。
逆に田舎になればなるほど家賃に関しては安く抑える事が可能と思いますが、せっかく店舗を出したのに集客ができなかった!といった事は店舗を出さなくても想定できる事ですので、どうしてもバランスは重要になってしまいますね。

 

人件費について考えてみる

iPhoneは手元で修理ができてしまう為に、iPhone1台に対し1人で行うのが普通であり、どの店舗もそうだと思いますが、1つの店舗に対し1人から3人程度の人員で回転させて運営をしております。
1件あたりの修理時間は内容にもよりますが30分から1時間程度となっており、1日8時間の業務と考えた時に1人あたり8台直せますでしょうか?
これは時間的なことではなく、8人のお客さんが来るのかという事です。
都心や立地が良い場所に店舗があるようでしたら集客は可能と思われますが、現実的にそう上手くはいきません。
仮に3人出勤した時に1日を通して5人ほどしか来店がなかった場合は、利益よりも人件費の方が多くかかってしまう可能性があるので人員のバランスは非常に大事です。
ですので、これからiPhone修理をビジネスにして儲けたい場合は最小限 (できれば1人)の人員構成で考えた方が確実です。

 

部品の仕入れ値について 同じ液晶でも利益率は全然違う

日本国内でiPhone修理ができる所といえば、Apple、携帯のキャリアショップ(au、docomo、softbank)、民間の修理店に分かれると思いますが、それぞれ使う部品が異なる為に仕入れ値も違います。
正規店の場合は純正部品しか使わない為に修理の依頼をするユーザー側からすると高額になってしまいますが、非正規店の場合は純正部品でiPhone修理をしている事が少ない為に、ユーザー側からすると支払う金額は安くなっております。
これだけ簡素な説明になってしまうと、「じゃあ非正規店でiPhone修理をした方が安いじゃん!」という結果になるのですが、実はそこにカラクリがあるのです。
液晶部品でいってしまうと、部品は純正部品の1種類ではなく、互換品、再生品、コピー品と呼ばれるように数種類存在します。
もちろん純正部品の仕入額が最も高額になっている為に、いかにビジネスを成功させるかは仕入れ値で決まりますね。
昔はiPhone修理店が今ほど多くはなかったのでiPhone修理業界で価格破壊は起きておりませんでしたが、近年はiPhone修理店が異常なほど増えてしまった為に完全に価格破壊が起きてしまっております。
また、部品にもランクがあり仕入れ値が大きく異なりますが、いかに安く部品を仕入れる事ができ、ある程度の物をユーザーに提供できるかといった見方に変わってしまいましたね。
これはユーザー側からしたら非常に残念な結果になってしまっておりますが、iPone修理店として儲けを出し生き残るには仕方のない事なのです。
近年は自社でiPhoneの液晶再生をし、仕入れ値を大幅に圧縮している店舗もありますね。

 

フランチャイズについて

みなさん、フランチャイズという言葉は聞いた事がありますでしょうか?
有名なのはコンビニのフランチャイズ展開ですね。
コンビニは各地に無数に存在しますが、本体(本部)として機能しているお店はそれほど多くはありません。
本来の会社組織で言えばフランチャイズは支店に似ておりますが、支店の場合は本体(本部)が管轄しておりますので売り上げは本体(本部)に入ります。
しかし、フランチャイズ契約をした場合はそうではありません。
フランチャイズ契約をした場合は、契約内容によりますが、毎月かかる費用がほぼ発生する事が多いです。
毎月3万、5万といった費用を売り上げが上がろうが、下がろうが、本体側に必ず支払いをする義務が生じます。
これだけだとフランチャイズはデメリットしかないように思えますがそうではありません。
自分の代わりに営業、集客をしてくれるのが本来のフランチャイズの大元のやり方になりますので、フランチャイズ展開をしている大元の会社はその業界である程度は有名な会社、もしくわ儲かっている会社なはずです。
ですので、毎月お金を払うのが嫌であれば自分で営業、集客を頑張るしか儲かる方法はありませんが、何をやってもお客さんが来ないようでしたらフランチャイズに入る事を考えるのも選択肢の1つとしてはアリかと思いますね。

 

iPhone修理の集客方法について

これは今回のiPhone修理ビジネス以外でも全て共通する事ですが、どうやってお客さんを獲得するかが儲かる儲からないに直結します。
儲かる為にはもちろん見込み客を集客しなければならないのですが、iPhone修理で集客する方法はいくつかございます。
集客方法としては大きく分けると2つあり、路面店で呼び込む方法、インターネットを利用し集客する方法です。
もちろん集客方法は他にもあり、地域新聞を撒くなどのローカルビジネスもそうですね!
また、言い方は悪いかもしれませんが、ユーザーのiPhoneが壊れない限りiPhone修理ビジネスが成功する事はありません。
ですので、如何にその地域で認知させておくかがiPhone修理ビジネスを成功させるポイントにもなるでしょう。

その中でも特に集客の見込めるインターネットを利用した集客方法に関して説明をします。

iPhoneの商圏範囲はほぼ決まっていて、完全にローカルビジネスに特化していると思います。
家の近くにある修理店、職場の近くにある修理店を探されるパターンがほぼ9割位となっているために、そのエリアで集客できるかがポイントですね。
ま宅配便を利用したiPhone修理を行なっている店舗もありますが、正直な所よほどの事がない限り宅配での集客は難しいでしょう。
また、液晶交換はどの店舗でもできると思いますが、データ復旧や基盤修理ができる店舗は全体の1割、2割程度ですので、その辺りの強みがあるようでしたら宅配便での修理である程度儲ける事はできると思いますね。

地域に特化したローカルビジネスでiPhone修理をしようとお考えでしたら、まずはGoogleマイビジネスに登録してMEO対策を行なっていきましょう。
Googleマイビジネスは無料で登録する事ができ、認識されるようになってくるとGoogleで検索した時に地図として表示されてきます。
この機能を無料で行う事ができる為に、iPhone修理以外のビジネスでも店舗をお持ちの場合は登録しない理由はないでしょう。

MEO、SEO、リスティングなどインターネットを活用した集客方法は色々とありますが、開業資金に余裕があるようでしたらリスティング広告に出稿すれば早い段階で集客は可能です。
簡単に言ってしまうと、MEO対策とはGoogleの地図表示、SEO対策は検索順位上昇、リスティングとは有料の広告掲載です。
一番お金をかけずに儲ける為にはホームページをSEO対策する事ですが、SEO対策は特に難しい為になかなか思ったような成果を出す事はできません。
ですので開業まもない場合はポータルサイトに登録をしたり有料広告枠を使い宣伝する方法も1つの選択肢にした方がいいですね。
ただし、iPhone修理での利益率と広告費用のバランスを考えないといくら修理しても儲かることは難しいので注意が必要です。

【追記情報】

2018年10月にGoogleポリシーの更新によりiPhone修理店はGoogle広告に出稿できなくなりました!

 

iPhoneを1台修理するといくら儲かるのか?

修理内容と修理機種によって儲けは全然異なりますが、iPhone修理で一番多い内容が液晶割れです。
iPhoneは古い機種ほど儲けづらく、新しい機種ほど儲けが出やすい傾向になっております。
数年前までは1台液晶の交換すると5000円から10000円は簡単に儲けが出ましたが、現在はそんなに甘くはありません。
1台10000円儲かる事ができるという事は、単純に計算して30台直せば300000円儲かるわけです。
また、100台直せば100万円儲かるという世界でしたが、今は強豪が溢れてしまっているのでそのような儲け方をしている会社は皆無です。
ですので、仕入額がいかに安くできるかが儲けるための最重要ポイントになるでしょう。

 

まとめ

本業、サイドビジネスとしてiPhone修理を始めようとお考えの方は大勢いらっしゃると思いますが、お金があればお店を出すのは簡単です。
しかしそれ以上に集客のマーケティングの方が重要になると思いますので、iPhoneで儲かるビジネスを始めよう!とお考えの場合は、まずはマーケティングを徹底的にしてから出店することをお勧めいたしますね。
また、新しいiPhoneほど修理も難しくなってきている事、Apple Careの保証が以前に比べ充実している事などもありますので、今後この業界がどうなるのかは誰にもわかりません。
現在iPhone修理店は全国各地に存在しますが、iPhone修理以外にも対応するようになってきており、iPhone以外のスマホ、iPad、Galaxyなどといったよう端末も受付するようになりました。
おそらくiPhone修理1本だけでは厳しいと判断していると思われますので、先見の明で今後を考えていく事が儲かるビジネスにつながると思いますね。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク