Macのノートパソコンを使っていて突然トラックパッドが効かない、反応しない、押せない場合はどこかが故障しているかもしれません。
トラックパッドが押せない原因は色々と考えられますが、特に多い故障内容がバッテリーの膨張です。
アルミボディに切り替わる前のMacは本体を裏返すとコインで回せる部分があり、自分でバッテリー交換をする事ができましたが、アルミボディのMacはバッテリーが内蔵されるようになってしまったために、バッテリー交換をする場合は分解が必要となってしまいました。
ちなみに今回の機種はMacBookPro 15インチですが、Appleでバッテリー交換をした場合の修理代金は12800円となっておりました。
バッテリー交換としての修理代金は決して高額ではありませんが、以下のような症状が出ている場合は見積もりに変更が出ると思いますので以下で内容を確認してください。
上記の画像を見て普段と何かが違うことに気づきますでしょうか?
正解はトラックパッドが盛り上がっておりますね。
この状態を見ることはなかなかありませんが、この状態になってしまうとトラックパッドをクリックする事が出来ません。
原因を先に言ってしまうとバッテリーの膨張でトラックパッドが押し出されてしまっているのです。
以下で分解をしておりますので確認してください。
Macの裏蓋を開封しただけの状態になりますが、バッテリーを横から見た状態です。
バッテリーの右側は比較的落ち着いていますが、左側にかけて膨張(膨らんでしまっている事)がわかると思います。
要はトラックパッドが飛び出てしまったのはバッテリーが膨張してしまった事が原因となりますので、修理としてはバテリー交換をしなくてはなりません。
斜めからバッテリーを見た状態ですが、やはり横から見ないと膨張はわかりづらいですね。
Mac本体よりバッテリーを取り外した状態になりますが、明らかに膨張している事がわかります。
お餅みたいに膨らんでいるのがすぐにわかります。
MacBook Proのバッテリー交換は修理難易度は高くないために自分で行う方は結構いらっしゃいますね。
バッテリー交換をAppleに依頼する場合のメリット、デメリット
Macのバッテリーが故障(膨張)してしまった場合に修理先として考える所とすればApple Storeですが、メリット、デメリットがございます。
メリットはもちろん信頼性につきます。
バッテリー交換だけで考えると修理代金は決して高額ではないですが、デメリットもありますね。
メーカー修理のデメリットはデータの消去です。
普段Time Machineなどを使ってバックアップを取られているようでしたら全く問題はないと思いますが、データのバックアップを取っていない、やり方がわからない場合は注意が必要です。
また、今回の画像のようにバッテリーの膨張だけではなく、トラックパッドが盛り上がっている場合はトラックパッドが故障していなくても、トラックパッド交換になる可能性もありますので見積もり以上の修理代金がかかる事も考えられます。
まとめ
アルミボディのMacのノートパソコンはバッテリーが内蔵されている為に、外見上からバッテリーが膨張している事を確認するのは困難です。
バッテリー膨張のサインとしてはデスクトップ右上のあるアイコンに「バッテリー交換修理」などの表記が出ている場合は早めに交換をした方が良さそうです。
「バッテリー交換修理」と表記があったとしてもとりあえずは使う事はできますが、そのままMacを使っていくと内部で徐々にバッテリーが膨張していくために他の故障につながってしまう事が考えられます。
ですので自分のバッテリーは大丈夫なのか?と思われるようでしたら最寄りのパソコン修理店で見てもらうか、Apple Storeなどに相談される事をお勧めいたします。