iPhoneの画面が暗い?? それって液晶交換してからですか?




iPhoneを使っていて画面が以前に比べ暗いと思われる事はあると思いますが、それって最近液晶交換しませんでしたか?
画面は経年劣化するために長期間同じiPhoneを使っていると仕方のない事ですが、画面交換などをしてから画面が暗い状態になってしまった場合は劣化以外にも考えられることはございます。
ちなみにiPhoneの画面は色を表示させるパネル、光を出すバックライトシートで構成されておりますが、画面が割れたことで画面の交換をする際は、パネルだけの交換ではなくバックライトシートまで交換をするのが一般的な流れです。
(これは正規店、非正規店共通です。)

まずは自分のiPhoneの明るさが正常なのかチェックをしてください。

 

iPhoneの照度調整 (明るい、暗い) をする方法

iPhone X以降をお持ちの方は右上から下に向けスライドさせます。
ホームボタンのあるiPhone (iPhone8、iPhone7など) の場合は、「設定」「画面表示と明るさ」 を選択すると照度調整のバーがありますので、指でスライドさせて最大にしてみてください。

 

赤枠部分に照度調整ができるところがありますが、上下にスライドをさせる事で暗い画面を明るくする事が可能です。

 

アイコンの設定から明るさ調整を行うことも可能です。
設定を押すと「画面表示と明るさ」がありますので、画面が暗い場合はここから調整も可能です。

 

スライドさせる事で照度の調整が可能です。

 

上記の手順をする事で通常は画面が暗い問題を解決できると思いますが、それでも、画面が暗い場合は他に原因があるのかもしれません。

 

画面が暗い場合は色々な原因が考えられます。

iPhoneの画面が暗い場合に考えられる原因は、バックライトの故障、もしくわ画面の劣化です。

iPhoneの画面はバックライトが光る事で見えるようになりますが、バックライトが故障すると全くと言っていいほど見えない暗い状態になります。
これはパソコンのバックライト切れと理屈は同じですが、画面のアイコンがかすかに見えている程度の場合は修理が必要です。
iPhoneの場合は液晶交換をする際にバックライト交換もセットになっておりますので、修理としては液晶交換となります。
画面が暗い状態で液晶交換をしても症状が改善せず画面が暗い場合は、ロジックボードの基盤故障になりますので、基盤修理が必要です。
これらの故障はよくあるパターンなのですが、意外に多いのが液晶修理に出した後に画面が以前よりも、暗くなったという事です。

iPhoneを修理する場合はApple Store、キャリアショップなどの正規店、街中にある非正規店に分かれると思いますが、Apple Storeで直した場合は新品購入時と同じくらいの明るさになります。
なぜなら部品は純正品を使っているからです。
逆に民間のiPhone修理店(非正規店)で液晶交換をすると以前よりも画面が暗い?と感じる事もありますが、これは使う部品が純正品ではなく、再生品を使っているからなのです。

もっとわかりやすく言ってしまうとiPhoneの液晶は表面のガラスと内部の液晶パネルをセットにして組み立てております。
ですので、ガラス割れの場合は表面のガラスだけを工場で張り替えをし、再生部品として販売されているのです。
ですので、表面は綺麗になったとしても実は中で映っている液晶パネルは中古部品の使い回しのために画面が暗いのです。
衝撃的な内容かもしれませんが、事実なんです。。。

表面のガラス割れだけであればガラスの再生業者に売ることができるのでiPhone修理店は2重の利益を生み出す事ができるようになっているのです。
表面のガラスを綺麗に剥がし、綺麗にしてからガラスだけを貼り付ける作業をします。
iPhoneのガラス再生方法より工程の確認ができますので、興味のある方は参考にしてください。

ですので修理後に明るさをMAXにしても暗いと感じる場合は何をしてもそれ以上画面が明るくなる事はありませんので、非正規店でiPhone修理を行う場合は液晶部品のランク、品質を聞いてみると良いかもしれませんね。

 

iPhoneの液晶は再生利用ができる事をご存知でしょうか?

ガラス割れで修理店に持ち込みをし、修理が終わりました!といって帰ってくるのは本体のみであり、元の部品は帰ってくる事はまずあり得ません。
なぜなら、ガラスが割れてしまっているだけの液晶パネルは専門業者に売る事ができるからなのです。
iPhone修理屋さんは数年前から右肩上がりで増えましたが、正直今は天井といった所でしょうか?
修理店が増えすぎた事が原因で修理代金の競争が激化している為に、いかに安く部品の仕入れができるかが勝負の分かれ道です。

また、液晶部品にはいくつか種類があり、再生品、互換品、コピー品にもランクがあります。
一番低いランクほど仕入れ値が安いわけですが、低いランクの液晶パネルを使ったiPhone修理をされてしまうと修理後でも画面が暗いといった事になるのです。

わかりやすく例えると、ガラス割れで修理に出しても修理方法は液晶交換となります。
液晶交換とは、ガラス、液晶パネルを同時に交換する方法になる為に、元の液晶パネルも同時に交換をされてしまいます。
ですので、本来はガラスだけが割れているのだから、ガラスだけ交換してくれればいいのに!と思われますが、実際はそうはいかないのです。
iPhoneの液晶再生方法はこちらで確認ができます。
一般的に液晶交換にかかる時間は機種によりますが30分前後といった所ですが、たった30分だけでお客様の液晶のガラスだけを張り替えるのは100%不可能です。
ですので交換に使う部品は中古液晶 (パネル) になりますので、液晶交換をしても画面が暗いといったことになってしまうのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
画面が暗いから液晶交換をしたいといって街中の修理店に持っていくとさらに画面が暗くなってしまう事が考えられます。
パソコンの場合はバックライト交換だけをしてくれる店舗はありますが、iPhoneの場合は画面が暗いからといってバックライトシートだけを交換してくれる店舗はまずないと思いますが、それは手間が非常にかかるからです。

ですので画面が暗い状態を新品購入時の明るさにしたい場合は、正規店、もしくわ純正部品を使って修理してくれるお店で修理をされることをお勧めいたします。
また、画面が見えるか見えないか程度の明るさの場合は液晶の故障というよりは基板側の故障になります。
メーカーに持っていくと基板交換や基板の修理はしていない為に本体交換を案内されるでしょう。
逆に民間の修理店の場合は基板の修理をしてくれるお店もありますので相談してみてくださいね!

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク