Apple Watch 初代モデルA1533の液晶交換修理方法を公開します。
Apple Watchは基本的に腕に身に付けるものになりますので液晶割れをしてしまうことはなかなかないと思いますが、万が一不慮の事故で液晶が故障してしまった場合は分解方法を参考にして頂ければと思います。
Apple Watchは本体とバンドで構成されておりますが、バンドが邪魔になってしまうために先に外しておきましょう。
説明不要と思いますが、外し方は非常に簡単で本体裏の充電する部分の上下の小さなボタンを押しながらバンドをスライドさせるだけで外すことが可能です。
Apple Watchの修理をAppleに依頼した場合にかかる費用は?
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ちなみにバッテリー交換は8800円となっておりましたが、Apple Care未加入、保証が切れている場合はこちらの修理代金がかかるそうです。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 1】
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分解を始めたいと思いますが、Apple Watchは外見上にネジがありません。
ですのでどこかしら開封する部分を見つけなければならないのですが、現時点で発売されているApple Watchすべての開封は液晶から分解をしていきます。
液晶は本体に両面テープで固定されておりますが、強力な両面テープで固定されているために力づくで外すのは困難です。
ヒートガンと呼ばれる特殊な工具を使いますが、ヒートガンとは簡単に言ってしまうとドライヤーの強力な物になます。
ドライヤーは高温になっても数十度が限界と思いますが、ヒートガンは何百度にもなるために効率よく熱を加えることができます。
熱を加えて画面についている両面テープを剥がすために、ヒートガンで画面を温めていく所からスタートします。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 2】
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熱を当てながらガラス部分と本体の隙間に工具を入れて両面テープを裂くようにしていきます。
使う工具は先端のかなり細いものでないと差し込むことができませんが、目安としてはカッターの刃の厚みです。
熱を加えて工具を差し込む作業を繰り返しおこなっていくと徐々に液晶が浮いてくるのがわかりますが、この作業は時間をかけて行うようにしましょう。
また工具を差し込みすぎると内部のパーツを損傷させてしまうために、差し込む深さは5mm程度で十分です。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 3】
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工具を差し込む位置を変えながら液晶周り1周に工具を差し込んでいきます。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 4】
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このように液晶を浮かせることができルト内部が見えてきますが、構造は簡単になっております。
液晶から伸びているケーブルが赤い部分に固定されておりますが、赤い部分にはシルバーのカバーがあります。
このカバーを外すと内部にケーブルのコネクターがあるのでそれを外す事ができれば液晶と本体を分離させる事が可能です。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 5】
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シルバーのカバーは意外と外しづらいですが、コの字の形状をしておりますのでプラスチックの工具で取り外しをしましょう。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 6】
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シルバーのプレートを外す事が出来ました。
すると内部に液晶から伸びているコネクター2つがありますので取り外しをしていきます。
コネクターは上から下に向けてカチッとはまっているだけですので、外す際は下から上に持ち上げるようにすれば簡単にコネクターを取り外す事が可能です。
【Apple Watch 液晶交換、修理分解方法 7】
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液晶側と本体側に分離させる事が出来ました。
液晶割れをしてしまった場合は新パーツを元の手順で組み込みをしていきましょう。
一度でも液晶を剥がしてしまうと両面テープが弱くなっておりますので、再度取り付けを行う場合はテープを貼ってから画面を収めるようにしましょう。