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iPhone修理で使う液晶パネルの品質、再生部品を徹底検証した!

iPhone市場の拡大とともに右肩上がりで成長してるのがiPhone修理店の存在です。
以前はメーカー修理が基本でしたが、現在は非正規店を利用する方の方が増えてきており、以前は全国的に数100件程度しかなかった非正規店が、現在は数千件規模までありますのでここ数年でかなり増えた印象がありますね。

非正規店には個人経営のお店もあればフランチャイズ展開で100店舗以上の所もあるように、近年はiPhone修理ビジネスは非常に盛んである事がわかります。
それに伴いiPhone修理ビジネスは競争が激化してしまい、主要な駅となると1つの駅に5店舗以上という事も全く珍しくはございません。

ユーザー側からすると少しでも安くiPhone修理ができるお店を探すことから、いかに低価格でiPhone修理をするかが修理店の生き残りにつながると思います。
仮にAppleの修理代金が30000円の内容を、非正規店の場合は10000円!というのは嘘ではなく本当の話ですが、安いにも色々と理由がありますのでそのあたりを徹底的に検証していきたいと思います。

使う部品の品質に違いがあり、仕入れ値が大きく異なる。

Apple Storeなどの正規店で使用する部品は純正品と呼ばれるものになりますが、修理をしても修理前と相違なく使う事ができると思います。
逆に非正規店の場合は純正品ではなく、互換品、再生品、コピー品と呼ばれるもの使って修理するのが主流となっており、非正規店の全てではないと思いますが、おそらく全店舗の9割位は互換品、再生品、コピー品と呼ばれるパーツを使いiPhone修理をしていると思います。
また、液晶パネルにはランクづけされているものもあり、AAA+++、A+などといった表記があり、主に製造元は中国です。
AAA+++という表記だけ見るとかなり品質が良さそうと思いますが、実際は、、、といったところです。

上記の画像を見て頂ければわかりやすいですが、海外で売られているiPhone 6の液晶です。
1枚あたりの金額はUS12.7ドルですので1ドル110円で計算すると1397円となりますね。
また送料は無料となっているために実際の仕入れ値は1397円という事になりますので、この金額に上乗せした部分が修理店の利益です。
修理店の明細に部品代金、工賃などの詳細はまず掲載されていないと思いますが、大半は工賃と思った方が良いでしょう。

 

純正パネルと互換品、再生品、コピー品との違いは?

純正パネルとはメーカーが指定工場 (foxconnなど) に依頼をし生産している液晶になりますが、それ以外に当たるものが互換品、再生品、コピー品の分類になるかと思われます。
互換品、再生品、コピー品は純正部品とは異なり、ガラスの強度、タッチの感度、液晶パネルの色合いが事なるなど違いは色々とございます。

まず、ガラスの強度に関してですが、純正部品と比較をするとかなり劣ります。
また、iPhoneのガラスは大きく分けると黒色、白色がありますが、互換品、再生品、コピー品の場合、特に白色は時間の経過とともに白色部分が黄ばみを帯びてくるのも特徴的ですね。
iPhoneの画面の表面はガラスのために元々落下などの衝撃には弱いですが、純正品以外の場合はこの程度で割れるのか?と思う位強度はないです。

液晶パネルの色合いですが、全く色合いが同じ物、明らかに色合いが異なるパネルも存在します。
まずiPhoneの液晶はどういった作りになっているのかを知る必要がありますが、iPhoneの液晶は基本的に2層構造になっており、ガラスと液晶パネルに分かれているのです。
色合いが異なる場合は純正品ではなく、互換品、再生品、コピー品のいずれかという事ですね。

ガラス割れをしてしまってiPhone修理屋さんを利用された方は多いと思いますが、その取り外した部品は売れるのご存知ですか?
これをいうと怒られてしまうかもしれませんが、本当の話です。
iPhone修理屋さんは取り外した故障パーツを専門業者に売ったりする事で2次利益をあげられるのです。
機種が新しければ故障した液晶でも数千円にはなりますので結構な利益を上げる事が可能です。
ガラス割れだけでしたら内部の液晶パネルは生きているわけでして、その割れたガラス部分だけを綺麗に剥がし、互換品のガラスを接着させるのです。
そうすると画面の色合いは同じ再生部品は作れますね。
iPhoneの再生パネルの作り方はこちらで確認ができますので興味ある方はのぞいてくださいね。

画面の色合いが明らかに違う液晶に関してですが、純正部品の再利用を全くしておりませんので、いわゆるコピー品という扱いになります。
ですので明らかに色合いが異なるのです。
万が一色合いの差が気になる場合は修理前にスクリーンショットを取り、修理後の画面と色合いを比較して見てくださいね。
同じ色合いが出ているようでしたらその修理店さんは程度の良い部品を使っている事になりますから。

 

まとめ

純正部品と互換品、再生品、コピー品は外見上ではわかりづらいです。
分解をせずに外見から判断できる部分とすれば液晶の色合い程度ですので、修理後の色合いなどが気になるようでしたら修理前にスクリーンショットを撮るか、修理店に使う部品の品質を聞いた方が良いでしょう。
iPhone修理店は右肩上がりで増えてますが、その反面で価格競争が激化しているために再生パネルなどを使用しないと生き残っていけないようにも思えますね。

 

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