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iPhoneの液晶パネル・ガラス再生方法 全14工程

iPhoneのガラス再生の実態!iPhoneのassembly(アセンブリ)はこうして作られる!

液晶ガラス割れの再生方法を公開します!あくまでもプロ向けです。

【iPhone 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 1】
iPhoneのガラスが割れてしまった場合は液晶ごと交換していると思いますが、液晶を再生できる事をご存知でしょうか?
個人の方は知らない方の方が多いと思いますが、iPhone修理業者様の方であればおそらく一度は耳にした事があると思います。
この再生方法が使える画面の状態は、表面のガラスにヒビ、亀裂が入っている場合のみであり、パネル側に表示不良やタッチ不良がある場合は再生ができませんのでご注意ください。
これからiPhone修理店を出される方、現時点で営業されている方全てに言える事ですが、自社で再生をした方が大幅にコストカットができます。
今回の液晶再生方法は修理業者様向けのページになっており、特殊な機械がないと再生する事ができませんので初期投資がかかります。
初期投資が多少あったとしても数をこなしていけば早い段階で回収が出来るようになっておりますので、興味がある方は参考にしてください。
個人の方が数枚ガラスの再生をしたい!という場合は正直言って赤字になりますので売られているアセンブリを購入した方が良いですね。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 2】
何に使う機械か軽く説明いたしますと、iPhoneの画面は大きく分けると2層構造になっております。
表面のガラス、内側のパネルに別れておりますが、わかりやすい言葉で言うと2枚(ガラスと液晶)は接着材でくっついております。
ガラスと液晶を熱を加えて剥がしていくのですが、そのために使う機械ですね。
この機械だけでも安くて数万円でしょうか。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 3】
専用工具にて表面のガラスと内側のパネルを分離させている所ですが、このような形で割れてしまったガラスを剥がしていきます。
ガラス再生業者によっては使うマシンや剥がし方は異なりますが、一般的にはこんな感じですかね。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 4】
ガラスを剥がすとノリが残っておりますので、偏光フィルムごと新しいものに交換します。
この作業は古い偏光フィルムを剥がしている所ですが、この黒いシートで画面の表示がされる仕組みになっているのです。
ですので、ただの黒いシートというわけではなく、非常に重要な役目をしているiPhoneのパーツになるのです。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 5】
偏光フィルムを剥がしても下にノリがついておりますので、綺麗にしておきます。
また、この状態でiPhoneに組み込みをしても画面は真っ白に表示されるだけですが、次の工程をしていくことで液晶は再生されていきます。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 6】
今度は先ほど剥がした偏光フィルムを新しく貼り替える作業になります。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 7】
専用プレス機にて偏光フィルムをパネルに貼り付けております。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 8】
新しく用意しておいた表面のガラスです。
指紋がついたり、埃が入ったりすると仕上がった時にそのまま残りますので、取り扱いには注意が必要です。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 9】
ガラスとパネルの位置決めはこのような型を使って行います。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 10】
位置決めが終わりガラスとパネルを合わせた状態です。
【iPhone6 液晶パネル・ガラス再生方法 STEP 11】
今のままでは剥がれてしまいますので、専用のプレス機にて完全に密着させます。
【iPhone6 液晶ガラス、パネル交換 STEP 12】
密着させても内部にわずかですが気泡が残っておりますので、真空マシンにセットした液晶を再生していきます。
この機械は数十万円します。
【iPhone6 液晶ガラス、パネル交換 STEP 13】
iPhoneのガラスの再生が完了しました!
【iPhone6 液晶ガラス、パネル交換 STEP 14】
電源を入れ表示させた状態です。
再生前に比べると綺麗になっている事が確認できると思います。
あくまでも元のパネルをリサイクルしているために明るさが少し暗い事もありますが、バックライトだけを交換する事も可能です。
iPhoneのバックライト交換方法はこちら
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