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iPhone6の液晶交換、ガラス交換・分解修理方法 全23工程

iPhone6のガラス割れ、画面に線、液晶割れの修理分解方法

この分解方法は、iphone6の液晶割れや画面に線が入っている、液晶に表示不良が出てしまった場合に有効な修理手順、分解方法となります。
今となっては少し前の機種になってしまったiPhone6ですが、iPhoneが爆発的にヒットしたモデルということもあり、WIFI利用のサブ機として使われる方はいらっしゃると思います。
全国各地にあるiPhone修理店で直す場合の修理代金は5000円から7000円前後が一番多いと思われますが、自分で修理ができてしまえば格安に直す事ができますね。
自分でiPhone6の液晶交換をしたいという方のために分解方法を用意しておりますので参考にしていただければと思います。

液晶交換をした場合、データは消えてしまうのか?

液晶交換をしただけではデータが消えてしまう事はございません。
iPhoneのデータはロジックボード上にあるNANDという部分に記録されておりますので、液晶を交換するだけではデータは無くならないのです。
ただし、データが無くならないのは自分で修理した場合、もしくは非正規店で修理した場合に限ります。
Appleや正規サービスプロバイダに依頼をするとほぼ100%データの初期化となるために、データを残して液晶交換をしたい場合はメーカー修理は避けたいところです。
また、iTunesなどでバックアップが取れる方であればメーカー修理は問題ないのですが、バックアップが取れない、面倒と感じる場合は非正規店に相談をしてみてください。
非正規店のメリットはデータに関係のない修理をする場合のほとんどでデータはそのままの状態で作業を進めてくれますので。
もしくわ以下の分解方法を参考に自分で液晶交換ができてしまえば今までのデータでそのままiPhoneを使う事ができますね。
ただしいつ起きてしまうかわからない故障に備えバックアップを取ったり、バックアップのやり方を覚えていた方が無難です。
AppleでiPhone6の液晶交換をした場合は14800円となっておりました。

iPhone6の液晶ガラス、液晶パネル交換・分解手順

【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 1】
それでは分解をしていきたいと思います。
iPhoneに使われているネジはどれもかなり小さいので、紛失しないように保管しましょう。
画像のオレンジ色の工具はサクションカップと呼ばれ、ホームセンターなどで購入することができます。
液晶割れ、画面にひび、亀裂がある場合はサクションカップを使用することはできませんが、分解の手順として掲載しております。
まずはiPhone本体の電源を落とし、赤丸部分のネジ2本を外します。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 2】
サクションカップをホームボタンよりに設置し、上方向に持ち上げます。
サクションカップをうまくセットできると内部が真空状態になりますので本体を抑えながら液晶部分を引っ張るようにすると外す事ができます。
サクションカップがうまくセットできない、もしくわ持っていない場合はイヤホンあたりの液晶と本体の隙間に先端の細い工具を差し込むようにしていきます。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 3】
ホームボタン側の液晶を少し持ち上げた状態です。
画像ではサクションカップを使っておりますが、ない場合や使えない状態の場合はイヤホンあたりの液晶の隙間に薄い物を差し込むと少しだけ隙間ができますので、開いた後は同じ手順で分解を進めます。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 4】
そのまま液晶を起こしていくと上記のようになります。
ここからはネジが細かく付いておりますのでざっとネジの位置などを確認しておくと良いでしょう。
無理に液晶を持ち上げたりするとロジックボード側にはまだケーブルが接続された状態のために90度以上は液晶を起こさないようにしてください。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 5】
バッテリーのコネクターを外してから液晶を外していく手順となります。
ですのでまだ液晶が外れていない状態ですが、片方の手で液晶を抑え、もう片方の手でバッテリーのコネクターを外していくようなイメージです。
画像の位置にバッテリーのコネクターが隠れておりますが、コネクターの接続部分に鉄のプレートがあります。
先端の細いプラスドライバーを使いネジを2本とも外してしまいましょう。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 6】
鉄のプレートを外した状態です。
画像ではわかりやすくするためにピンセットで取り外しをしておりますが、プラスチックのへらなどで外すか手で外した方が無難です。
まだこの状態ではバッテリーのコネクターは接続されているためにiPhoneは通電しております。
万が一ピンセットの先端が基盤側の金属部分に触れてしまうとショートする可能性もありますので注意が必要です。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 7】
鉄のプレートを外すと内部にコネクターが接続されている所がありますが、バッテリーは赤枠部分になりますので下から上に抜くようにします。
画像でいうと右側から左側にm向けて持ち上げるイメージです。
また、コネクターを持ち上げる場合はピンセットなどの金属ではなくプラスチックの材質のもをを使ってくださいね。
ピンセットなどで外そうとするとショートしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 8】
バッテリーのコネクターを外した状態ですが、コネクター部分は薄いケーブルのために何度も付けたり外したりするとコネクターが折れる場合がありますので注意してください。
iPhone6の液晶交換を行うだけであればコネクターを外すだけでバッテリー本体は外す必要はございません。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 9】
次に分解をするところは本体の上側になりますが、液晶のコネクター類は全てこの鉄のプレート内に収められております。
先ほどのバッテリーと同じように鉄のプレートが付いておりますので同じ要領で5本のネジを外しますが、ネジは全てプラスになりますのでプラスドライバーで外してください。
また、ネジの長さが1本づつ異なりますのでネジの場所を忘れないように管理します。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 10】
ネジを外すことができると先ほどの行程(バッテリー)と同じようにコネクターがありますので4箇所外します。
コネクターの外した方は全て下から上方向に持ち上げるようにすれば外す事ができます。
バッテリーのコネクターさえ外れていればピンセットなどの使い慣れた工具で問題ありません。
このケーブルには液晶だけのケーブルではなく、カメラケーブルなども含まれております。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 11】
コネクターはすべて下から上に持ち上げるようにすると簡単に外すことができますが、ケーブル部分は切れやすいために断線させないようにしてくださいね。
断線だけではなくロジックボード側も傷つけてしまうと高額な修理代金になってしまうために慎重に作業をする必要があります。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 12】
コネクターを4箇所外したところですが、無理にコネクターを外してしまうと基盤側が損傷してしまう事があります。
基盤が故障してしまうと液晶交換をしても画面がうっすらとしか映らなくなってしまったり線が入ってしまうようになります。
その場合はロジックボード修理が必要になってしまうために慎重に外すようにしましょう!
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 13】
ここまでの分解でiPhone本体側と、液晶側に分けることができました。
液晶交換の場合はここからさらに分解する必要があり、新しく用意しておいた液晶にカメラやホームボタンを移植する必要があります。
カメラには近接センサー、ホームボタンには指紋認証がありますのでどちらも重要なパーツになっております。
とりあえず本体側は使わないためによけておいて大丈夫です。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 14】
まずはフロントカメラ側の分解に入りますが、赤丸で囲んである部分のネジを外します。
この内部にはフロントカメラとイヤースピーカーのパーツがあり次の液晶に移植をしていきます。
もちろん故障させてしまうとカメラが認識しなくなったりしますので断線や故障には注意が必要です。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 15】
鉄のプレートを外した状態ですがフロントカメラとイヤースピーカーが見えてきました。
外し方ですが、まずは向かって右側のカメラ部分を持ち上げるようにすると内部にあるイヤースピーカーを手で外す事ができます。
フロントカメラは長いケーブルになっておりますが、カメラ以外に近接センサーと言う物が付いております。
iPhoneの近接センサーの機能とは、iPhoneが顔(耳)から離す時に画面がつき、iPhoneに顔をつけると画面が消えるようになると思いますがその機能です。
近接センサーが故障してしまうと結構気になりますのでカメラケーブルを外す際は断線させないように注意してください。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 16】
先ほどの鉄のプレートをはずす事ができればパーツとして外すことができます。
カメラケーブルは両面テープで本体に固定されておりますが、ゆっくりと下から上方向に持ち上げるようにすれば外す事ができるようになっております。
なかなかケーブルが剥がれないという場合はドライヤーの熱を軽く当ててあげるとテープがふやけるために剥がしやすくはなります。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 17】
次はホームボタン側の分解に入りますが、赤丸部分のネジを外します。
すると鉄のプレートを外す事ができますので外してしまいましょう!
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 18】
鉄のプレートを外した状態です。
iPhone6には指紋認証機能が付いておりますが、ホームボタンを故障させてしまうと指紋認証は使えなくなってしまいます。
万が一ホームボタンのケーブルを切ってしまった場合でも交換用のパーツは売られております。
ですが、交換用のホームボタンでは指紋認証は聞かないために注意してください。
液晶交換も慎重に行う必要がありますが、重要度で言えばこちらです。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 19】
ホームボタンは特にネジなどが止まっておりませんが、軽い両面テープで止まっておりますので表側から押すようにすると簡単に外すことができます。
こちらもカメラケーブル同様に配線がなかなか剥がれない場合はドライヤーの熱を軽く当てるようにすると剥がしやすくなっております。
ホームボタンの配線は細いために断線させないように注意が必要です。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 20】
iPhone6の液晶よりホームボタンのみを外すことができました。
指紋認証はこのボタンにありますが、次に使う液晶パネルに移植をすれば今まで通りに指紋認証を使う事ができるようになっております。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 21】
次は鉄の大きなプレート(ヒートシールド)の取り外しに入りますが、左右でねじ止めされておりますので全てのネジを外します。
ネジは全部で6本ありますがかなり小さいために無くさないようにしてくださいね。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 22】
先ほどとは逆側のネジを全て外します。
【iPhone6 ガラス交換、液晶交換 STEP 23】
ヒートシールドをを外すことができました。
これで移植するための部品は全て外す事ができましたので、新しく用意しておいた液晶パネルに鉄のプレート、ホームボタン、カメラを取り付けします。
液晶の準備が完了したら、iPhone6本体に戻すように組み込みをしていけば液晶交換は完了となります。
用意しておいた液晶にパーツを移植する場合もホームボタンの取り付けは慎重に行ってくださいね!
ホームボタンには指紋認証機能がありますが、断線させたり故障させたりすると指紋認証は今後使う事ができなくなりますので、最悪の場合はメーカーで本体交換が必要になってしまいます。
【iPhone6 液晶交換 まとめ】

分解に慣れている方であれば10分程度でiPhone6の液晶交換は完了しますが、初めてiPhoneの分解をする場合は1時間以上かけて分解をするようにしていきましょう。
パーツ自体は以前に比べるとだいぶ安くなっておりますので修理はしやすくなっておりますが、液晶とは関係ないところまで故障をさせてしまうと割高になってしまいますね。

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