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iPad 2の液晶交換 (タッチパネル) 分解、修理方法 7工程

iPad 2の液晶割れ、タッチパネル交換の修理分解方法

iPad 2は今となってはだいぶ前の機種になってしまいましたが、全国的に見ると今も使われている方は非常に多いです。
メーカーや家電量販店に修理依頼をすると年式から判断して費用対効果が悪い気がしますが、自分で修理ができてしまえばかなり格安に直せる機種になっている事は事実です。
デジタイザーと呼ばれるタッチパネルは2000円前後で購入ができてしまうために、修理店で1万円以上する費用のほぼ大半は工賃と思っていただいた方が良いでしょう。
初めてiPad 2のガラス交換 (タッチパネル交換) をする場合は最低2時間はかかる内容となっており、かなり修理が早い方でもiPhone修理と違って10分とかでガラス交換はできないですね。

AppleでiPad 2の液晶交換を行う場合にかかる費用は21800円となっておりました!
もちろんメーカー修理になるとデータ消去は基本と思われますので、iPad修理の依頼する際データのバックアップを自分でしなければなりません。
自分で修理するということはメリット、デメリットもありますので、よく考えてから分解修理をスタートしてくださいね!

iPad2の液晶ガラス交換・分解手順

【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 1】
この分解方法は、ipad2の液晶ガラス(タッチパネル)にヒビや亀裂が入ってしまった場合に有効な手順となります。
画像では参考写真のために液晶割れをしておりませんが、画面が割れていてもいなくても修理の流れは同じとなります。
割れている状態で分解をしていくと後には戻れませんのでご注意ください。
タッチパネルはネジで止まっているのではなく、全て両面テープだけで固定されております。
工具無しで取り外すのは困難になりますので専用工具を揃えてから分解を始めましょう!
まず、赤く塗りつぶした部分に強力な両面テープが付いておりますので、ドライヤーなどで暖めて両面テープを浮かせていきます。
※ヒートガンなど持っていれば、作業効率はかなり上がります。
【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 2】
次に、サクションカップなどを使い液晶ガラスを分解する作業に入っていきます。
サクションカップはホームセンターで販売されておりますが、主にガラス屋さんが使用する道具ですね。
大きい物から小さい物までありますが、iPadの分解をする上では小さい物だけで十分です。
サクションカップがない場合は先端の細い工具をガラスと本体の隙間に差し込んでタッチパネルを剥がしていくようになります。
液晶割れをしているとサクションカップは使えませんので、ヒートガンと工具で地道に剥がしていく作業が必要となります。
【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 3】
iPadを分解していく上でこの液晶ガラスの分解が一番重要になりますので慎重に作業していきます。
若干ですが、ガラスが本体よりは離れているのがわかりますでしょうか?
このまま一気に外してしまいたい勢いですが、ドライヤー、ヒートガン等を使い慎重に分解をしていきます。
すでにバキバキにガラスが割れてしまっている場合は時間をかけてガラスを剥がしていくしか方法はありませんので気長に作業を進めましょう。
【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 4】
液晶ガラスが本体より外れてきましたが、液晶ガラスとiPad本体を接続するケーブル(オレンジ部分)がまだ付いている状態です。
画像でいうとホームボタンは左側になります。
液晶ガラスを外していく行程で無理に外していくと、ケーブル部分が切れてしまいますのでケーブル面を外す際は慎重に作業します。
他にwifi部分やボリュームスイッチのケーブルなども両面テープを外す作業で巻き込んでしまう場合がありますので、液晶ガラスを分解していくときは、少しはがしては中を覗き込んで確認していくのが良い方法と思います。
ここまで簡単にタッチパネルを剥がしているように思えますが、この作業で全体の8割の時間を使うとお考えください。
表面の液晶ガラスは液晶パネルの下にケーブルが接続されており、液晶パネルを持ち上げないとケーブルを外す事が出来ません。
赤丸部分が液晶パネルの取り付けネジになりますので全て外してしまいましょう。
【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 5】
先ほどのネジ4箇所を外す事ができたら液晶パネルを持ち上げる事が可能です。
画像でいうと手前から奥に起こした状態です。(液晶ガラスと同じ方向に外した状態です。)
赤い部分がiPadでいうロジックボードになり、ここに液晶ガラスのケーブルが接続されております。
ロジックボードはiPadで最重要パーツになっておりますが、万が一損傷させてしまうと電源が入らない、画面が映らないといった重症になってしまいますので取り扱いには十分注意してください。
【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 6】
オレンジ色の部分が液晶ガラスの接続部分になりますが、外す前に先にバッテリーを外します。
赤丸部分にネジがありますが、ネジを閉める事によってバッテリーのとロジックボードが接続される仕組みになっておりますのでまずはネジを外します。
バッテリーとロジックボードの間に薄いピックなどを挟んでおくと効率は良いですね。
タッチパネルのケーブル(オレンジ部分)は2又になっており2つのコネクターに接続されております。
コネクターの黒い爪の下に工具を差し込み上に持ち上げるようにすれば黒い爪部分が90度に起き上がります。
2つの爪を起こしてからタッチパネルのケーブルをスライドさせるようにすればケーブルを引き抜く事ができるようになっております。
【iPad 2 液晶ガラス交換、修理方法 STEP 7】
iPad本体から液晶のガラスのみを取り出す事が出来ました。
あとは新しく用意をしたタッチパネルに交換をし元の手順で組み直しを行いますが、おそらくタッチパネルを収めるのに苦労をすると思います。
両面テープだけではガラスが後から浮いてきてしまうために、テープの上にボンドを塗っておくとかなり強力になりますのでオススメです。
今まで色々なボンドを試してきましたが、スコッチの接着剤が一番相性が良かったです。
アロンアルファなどすぐ固まる系はあとでiPadが熱を帯びた時に浮いてきてしまいますのでオススメはできません。
接着剤が完全に硬化するまでは洗濯バサミやクランプなどを使い挟んでおくとかなり接着効果は高まりますが、目安としては接着してから1日放置することです。
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